この記事では Microsoft Access のキーワードである テーブル、クエリ、フォーム、マクロ 、そしてアプリケーション開発でよく使うメイン画面、マクロビルダ画面、VBE画面について簡単に紹介します。
前回の動画はやや展開がははやく
えっ? えっ? えっ~?
ときょとんとされている方も多いのではないでしょうか?
今回からやや腰をすえて
一緒に Access VBA の次の扉を開きましょうね
ねえ、みなみ~
あんた最近 Access VBA にはまってるんだって?
なんか、ぶいぶい言わせてるって評判よ~
ひとりだけ抜け駆けして 大前春子 にでもなるつもり?
だいたいさ~ みなみ
その Access VBA ってやつで何やってんの?
Access って何ができるのさ~?
ぎくっ!
この間化粧室で口滑らせたらもうこんな噂になってる…
上司の悪口を ダイアログボックス に出して遊んでる
とか言えない…
実際にこんな噂になるかどうかはわかりませんが
こんな風に全く Access のことを語れないのも困りますよね
今回は Access および Access VBA に取り組むにあたり
知っておきたい 画面、キーワード を紹介しますね。
目次
Access の テーブル クエリ フォーム マクロ
まず‘Accessを使う上で覚えておきたい4つのキーワードをざっと確認しておきましょう。テーブル、クエリ、フォーム、マクロ の4つです。
- テーブル… 表形式でデータを格納するための機能で、フィールド とレコード で構成されます
- クエリ… 条件に一致するデータを テーブル から抽出したり複数のテーブルを関連付けて新しいテーブルを作成したりする機能です
- フォーム…テーブル や クエリ の レコード を見やすいようにレイアウトしたりデータの 入力、検索、参照 等を行うボタン 等の部品を配置する機能です
- マクロ…Access 内で アクション と呼ばれる定型処理をまとめて上から順番に追加記述し、それに名前を付けその名前で何度もこの定型処理を呼び出すことを可能とする機能です
メイン画面
次に Access を立ち上げたときに現れる メイン画面 でよく使うパーツの名前を確認しましょう。
- クイックアクセスツールバー…よく使う機能を自由に配置できます
- リボン… Microsoft Office に共通したユーザーインタフェースとなっており、一番上のタイトル部分の下にあるファイル操作や各種の機能を割り当てられた ボタン がある部分でさまざまな機能が タブ 毎に分類されています
- ナビゲーションウインドウ… 画面の左側であなたが作った テーブル、フォーム、クエリ、マクロ といった オブジェクト の一覧が表示される部分です
- ドキュメントウインドウ…ナビゲーションウインドウの中に表示されるテーブルやクエリなどのオブジェクトを開いて、データの表示やデザインの編集をする部分です
- ステータスバー…作業中のデータベースの状態や操作に関する情報が表示される部分です
例えば リボン 内上部の 作成 タブを選択するとリボン 部分が次のように変化し、テーブル、クエリ、フォーム、マクロ といった オブジェクト(操作対象) を作成するための ボタン が現れます。
テーブル データシートビュー
テーブル のデータが表示されている部分を データシートビュー といいます。
テーブル デザインビュー
テーブル の構成を定義するフィールド名、データ型を表示するビューを デザインビュー といいます。
クエリ デザインビュー
クエリ の内容を定義するビューを デザインビュー といいます。
- フィールドリスト… クエリの中で参照されるテーブルのフィールド一覧が表示されます
- 列セレクター… デザイングリッドで列を選択するときに使用します
- デザイングリッド… クエリの実行結果に表示するフィールドや、並べ替え、抽出条件などの設定を行うために使用します
マクロビルダ画面
Access の メイン画面 で リボン 内上部の 作成 タブを選択し、続けて マクロ ボタンをクリックすると次の マクロビルダ画面 が現れます。
マクロ は マクロビルダ 画面 を使って アクション と呼ばれる処理の記述を上から順に追加していくことで作成します。
VBE画面
Access のメイン画面で リボン 内上部の
- データベース タブを選択し、続けて Visual Basic ボタンをクリック
- 作成 タブを選択し、続けて Visual Basic ボタンをクリック
- ナビーションウインドウ 内の Module をクリック
のいづれかの操作をすると次の VBE(Visual Basic Editor)画面 が現れます。
VBA のプログラムはこの VBE 画面 を使って編集します。
- プロジェクトエクスプローラ…プロジェクト(ファイル)に含まれるオブジェクトをツリー構造で表示してくれるウィンドウです。
- コードウインドウ…Visual Basic のコード(プログラム)を作成、表示、編集するウィンドウです
- ローカルウィンドウ…プロシージャをステップインモードで起動後、F8キーを押しながら1ステップ毎に変数の値をリアルタイムで確認可能なウインドウです
- イミディエットウインドウ…変数の値を確認したり、ステートメントを実行可能なウインドウです
- ウォッチウインドウ…変数 や ウォッチ式 という式を追加することで変数 の中身を見られるようにしたり、条件を満たしたときや値が変わった時にVBAを中断させることのできるウインドウです
まとめ
今回は Microsoft Access のキーワードである テーブル、クエリ、フォーム、マクロ 、そしてアプリケーション開発でよく使うメイン画面、マクロビルダ画面、VBE画面 について簡単に紹介した。
具体的には以下の画面です。
- メイン画面(クイックアクセスツールバー、リボン、ナビゲーションウインドウ、ドキュメントウインドウ、ステータスバー )
- ドキュメントウインドウの各種ビュー(テーブル のデータシートビュー、デザインビュー、クエリのデザインビュー)
- マクロビルダ画面
- VBE画面(プロジェクトエクスプローラ、コードウインドウ、ローカルウインドウ、イミディエットウインドウ、ウォッチウインドウ)
次回は
でまた Access VBA の新しい窓を開きましょう。
さらに違う世界が見えてくるはずです。
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