【連載】#02 はじめの一歩 Access を起動して VBA プログラムを動かしてみよう

【連載】#02 はじめの一歩 Access を起動して VBA プログラムを動かしてみよう
【連載】#01 Access VBA をマスターしてめんどうな仕事をワンクリックで終わらせよう

この記事では Microsoft Access VBA を使って「早く帰りたい!」というメッセージを表示する簡単なプログラムを動かす手順を丁寧に紹介します。

【連載】#02 はじめの一歩 Access を起動して VBA プログラムを動かしてみよう
しらかば堂

いつも記事を読んで頂きありがとうございます~
今日の調子はいかがですか?

最初の Access VBA プログラムを 動かそう

まず「早く帰りたい!」というメッセージを表示する次のプログラム “Sub access_vba_sample_02_01()” を Access VBA にコピペして実際に動かしてみましょう。


Sub access_vba_sample_02_01()

MsgBox "早く家に帰りたい!"

End Sub

まず以下の手順で Access を立ち上げます。

  • Windows のスタートメニューから Access を探して起動します
  • 空のデスクトップデータベースをダブルクリックして選択します
  • テーブルは使わないので テーブル1 TAB の右の × を押して消します

文章だけではわかりにくいので動画で繰り返し確認してくださいね。
見づらいときは画面をフルスクリーンにして見ることをお勧めします。

ここまでは、 Access  に共通の手順です。
つまり VBA を使う使わない意関わらず Access を使う人はこの手順を無意識のうちに実行することになります。

ここでスタートメニューに Access が出てこないあなた。
あなたの会社の情報システムを管理している方に

 

【連載】#02 はじめの一歩 Access を起動して VBA プログラムを動かしてみよう
みなみ

「皆さん、本日はMicrosoft Accessを業務に導入する提案をさせていただきます。Accessは、データ管理を簡単にし、効率的な業務処理を実現できるツールです。顧客情報や在庫データなど、複数の情報を一元管理することで、社内の作業効率を大幅に向上させ、顧客対応のスピードもアップします。また、Accessの自動化機能により、データの処理や集計も瞬時に行えるため、ミスを減らし業務負荷も軽減できます。これにより、全体の生産性と顧客満足度が向上すること間違いありません。」

などとプレゼンして Access  をゲットしましょう(笑)。

VBEエディタを立ち上げる

続けて以下の手順で VBE エディタを立ち上げましょう。

  • データベースツール メニューをクリックします
  • Visual Basic をクリックしして VBEエディタ 開きます
  • 挿入(I)メニューから 標準モジュール(M) を選択します
  • VBEエディタ のエディタ部分の
    Option Compare Data Base 
    と記載された行の下に例題のプログラムをコピペします
  • 実行(R) メニューの下の実行 (右向きの三角)ボタンをクリックします
  • 現れたメッセージを確認してから OK をクリックします

Option Compare Data Base はAccess VBAがプログラム内で文字列比較をする際のオプションを記述している行(プログラム用語ではステートメントと呼びます)です。 Access VBA のプログラムの最初には必ず Option Compare Data Base を書くというお約束なので覚えておきましょう。

文章だけではわかりにくいので動画で繰り返し確認してくださいね。
見づらいときは画面をフルスクリーンにして見ることをお勧めします。

 

なれてきたら今コピペしたプログラムの真ん中の行の

MsgBox "早く家に帰りたい!"

の “” で囲まれた部分を自分の好きな言葉に書き換えて遊んでみましょう。

パートナーへの告白でも、上司への文句でもなんでもかまいません。

書き換えたあと

これを繰り返して遊んでみましょう。
これがあなたの言いつけどうりに動いてくれるはじめてのプログラムです。

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みなみ

こらっ! 動けっ!

Access VBA を保存終了する

ひとしきり遊んだら VBA  Access を終了しましょう。
具体的には

  • ファイル(F) メニューから 終了して Microsoft Access へ戻る(C) を選択します
  • ファイル メニューから 閉じる を選択します
  • Module1‘モジュールの変更を保存しますか?
    というメッセージが出たところで はい(Y)ボタンをクリックします
  • 名前を付けて保存 で名前は Module1 のままで OK ボタンを複数回クリックします
  • 名前を付けて保存 画面で保存先として デスクトップ を指定し
    ファイル名を  02_01.accdb にして 保存(S) をクリックします
  • 最後に Access 画面の最上位の右にある x をクリックします

ここまでで、あなたのデスクトップ配下に02_01.accdbというAccessファイルが保存されます。このファイルはこの次の記事で使うので取っておいてくださいね。

またここに出てきた “Module1” はあなたが VBE(Visual Basic のエディタ) 画面で 標準モジュール(M) を挿入したときに自動生成された VBA のプログラムを保存する入れ物のことです。

文章だけではわかりにくいので動画で繰り返し確認してくださいね。
見づらいときは画面をフルスクリーンにして見ることをお勧めします。

まとめ

いかがでしたか?

あなたは、自分の好きなように動く VBA プログラムを作るための初めの一歩を踏み出しました。

引き続き

Access VBA の次の扉を開けましょう。

さらに違う世界が見えてくるはずです。


Microsoft Access 関連教材は次のリンクからどうぞ。

Access VBA 関連教材の紹介