この記事ではCSVファイルを直接テーブルにインポートする方法を紹介します。
CSV ファイルを直接テーブルへインポートする理由
前回記事の中で
東京都_新型コロナウイルス陽性患者発表詳細 に掲載の CSV データ
を直接
130001_tokyo_covid19_patients テーブル
に インポート したいというお話をしましたよね。
あれ? これ前にやらなかった?
おっすごいっ!
前に .csv ファイルを一旦 .xlsx ファイルに変換して、これをインポートするやり方については紹介」しましたよね。
今度は直接 .csv ファイルをインポートするやり方です。
この
の中では CSV ファイルを一旦 Excel ファイルに変換してからこの Excel ファイルを Access に インポート したのですが
この方法だと例えばこの
東京都_新型コロナウイルス陽性患者発表詳細 に掲載の CSV データ
を1カ月に1回定期的に取得し、このデータに対し
で紹介した以下のような3種類のグラフ
Ⅰ.コロナウイルスによる発症数と退院者数比率推移
Ⅱ.コロナウイルスの男女別感染者数推移
Ⅲ.コロナウイルスの世代別感染者数推移
を作成したいとしたとき
毎回 CSV ファイルを Excel ファイルに手で変換しないといけないので
面倒くさいですよね。
なので
130001_tokyo_covid19_patients.xlsx
から インポート して作成した
130001_tokyo_covid19_patients テーブル
の中に直接
130001_tokyo_covid19_patients.csv
からデータを インポート できる方法も知っておくと
もっと楽ができますという話です。
ちょっと何言ってんだかわかんない…
それでは丁寧に説明しましょう
この
130001_tokyo_covid19_patients テーブル
は
で見たように、この テーブル を デザインビュー で確認すると
のように テーブル 定義 が既に出来ており
・どういったフィールド がいくつあるか
・それぞれの フィールド はどういった データ型 か
がわかっています。
しかもこの
130001_tokyo_covid19_patients テーブル
は
で紹介した 削除クエリ
Q0010_削除_130001_tokyo_covid19_patients
によって全ての レコード が既に削除されているので
Access が直接
130001_tokyo_covid19_patients.csv
を
130001_tokyo_covid19_patients テーブル
ヘ インポート できるという訳です。
以前の「#08 CSVのインポートのやり方」 の記事中では
130001_tokyo_covid19_patients.csv
を一旦
130001_tokyo_covid19_patients.xlsx
に変換してからインポートしていますが、これは
Access の中にこの
130001_tokyo_covid19_patients.csv
に対する テーブル定義 がまだないので、Excel の力を借りて
Access の中に テーブル(定義) を作成してから
データを インポート しました。
CSV ファイルのテーブルへのインポート手順
それでは実際に
130001_tokyo_covid19_patients テーブル
へ
130001_tokyo_covid19_patients.csv
を直接インポートしてみましょう。
具体的には
外部データ > 新しいデータソース > ファイルから(F)
> テキスト ファイル(T)
を順に選択し
参照(R) ボタン をクリックし
130001_tokyo_covid19_patients.csv
が保存されている ダウンロード フォルダ配下で対象ファイルを選択し
開く(O) ボタンをクリックすると次のような画面となるので OK ボタンをクリックすると
以下のような画面となります。
おや?
画面を見ると文字化けしてますね。
なので 設定(V) ボタンをクリックし
コードページ(C) のリストで文字コードを
日本語(シフト JIS) から Unicode(UTF-8) に変更し
OK ボタンをクリックします。
すると
文字化けはなくなりました。
Unicode(UTF-8) は一般的な WEB サーバで広く利用されている文字コード、 シフト JIS は日本国内で販売されている Windows PC で広く利用されている 文字コード です。
この記事の作成にあたり利用している Windows PC は シフト JIS がデフォルトの日本語コードとして設定されているので
WEB サーバからダウンロードした Unicode(UTF-8) の CSV ファイルの
文字化けを防ぐには文字変換が必要になるというわけです。
続けて 次へ(N) ボタンをクリックし
先頭行をフィールド名として使う(R) の前のチェックボックスに✔を入れ
完了(F) はい(Y) ボタンをクリックします。
インポート操作の保存
次にこの インポート操作 を保存しましょう。
インポート操作の保存(V) の前のチェックボックスに✔し
インポートの保存(S) ボタンをクリックすると
「#08 CSVのインポートのやり方」 の記事中で同名の インポート操作 を既に登録済みだったので一旦これを OK して
データタスクの管理(M) ボタンを押し
保存済みの不要な .xlsx 用の インポート操作 が選択されていることを確認してから
削除(D) ボタン 閉じる(C) ボタンをクリックします。
そして改めて新しい インポート操作 を保存する為に
インポートの保存(S) ボタンをクリックします。
そして念のため 保存済みのインポート操作 をクリックしてインポート元のファイル拡張子が .csv となっていることを確認します。
このように保存した インポート操作 は リボンメニュー の
保存済みのインポート操作 をクリックすれば
実行(R) したり 削除(D) したりすることができます。
ここまでの流れを実際に次の動画で何回か確認しておきましょう。
見づらいときは画面をフルスクリーンにすることをお勧めします。
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インポート操作のマクロ登録
この動画の中では「#14 テーブル のエクスポートのやり方」のでのやり方と
同様にいま保存した インポート操作 を
M0000_作成_東京都コロナ発症状況_マスタ マクロの先頭に登録しています。
具体的には
M0000_作成_東京都コロナ発症状況_マスタ マクロの上にマウスを移動し
右ボタンで コンテキストメニュー から
デザインビュー(D) を選択して開いた マクロビルダ を使って
リボンメニュー の 表示/非表示 欄の
全てのアクションを表示 ボタンをクリック後
マクロビルダ 内の リストメニュー から
保存済みのインポート/エクスポート操作の実行
を選択し
保存済みのインポート/エクスポート操作の名前
で先ほど作成した
インポート-130001_tokyo_covid19_patients
を選択したあと、
右側の上 矢印ボタン を何回かクリックして、この アクション を
この マクロビルダ 画面内での一番上まで移動し
この マクロビルダ 画面を閉じています。
確認の為この Windows PCのデスクトップに既に エクスポート 済みの
T000_東京都コロナ発症状況_マスタ.xlsx
を削除してから
M0000_作成_東京都コロナ発症状況_マスタ マクロをダブルクリックして
実行すると
この マクロ の定義に従って
① 130001_tokyo_covid19_patients.csv の インポート
② T000_東京都コロナ発症状況_マスタ テーブルを作成し
③ 130001_tokyo_covid19_patients テーブルの全ての レコード を削除
④ T000_東京都コロナ発症状況_マスタ テーブル の
T000_東京都コロナ発症状況.xlsx への エクスポート
まで一気に実行しています。
まとめ
いかがでしたか?
今回は CSVファイル を直接 テーブル に インポートする方法について紹介しました。
また その インポート操作を マクロ に登録し
これを実行する方法についてもご紹介しました。
さてこの記事全体の目標は
・ 今の状況から抜け出してもっと前向きな仕事に取り組みたい
・ さっさと仕事を切り上げて充実したアフターファイブを過ごしたい
でしたよね。
あなたの解決したい問題は何ですか?
次回はまた
いつも記事を読んで頂きありがとうございます~
今日の調子はいかがですか?